夏祭りがあったので覗きに行ってきた。
人混みは苦手だけど、お祭りのあの空気を吸いたくてね。
屋台から漂うイカ焼きやら焼きそばやらの匂いを嗅ぎながら、
ヴィクトリアズ・シークレットのエンジェルばりのウォーキングで練り歩く私。
え?チョコバナナ500円もすんの?GODIVAのチョコでも使ってんの?
カラースプレーかかってないからウンコにしか見えないんだが。
そこそこの行列ですけど、見知らぬ人間共の唾とかがトッピングされたウンコに500円払うの?正気か?
…こんな感じであらゆる屋台にケチをつけながらお祭りの空気を味わっていた。
ちなみに私は屋台で食べ物を買うことはない。
金魚すくいとスーパーボールすくいが並んでいるところには、親子連れの人だかりができていた。
●金魚すくい300円
●スーパーボールすくい300円
尊い命がスーパーボールと同じ値段で取引されておる。人間って怖い。
友人曰く、こういうとこで売られている金魚は
●翌朝死んでる
もしくは
●引くほど図体がでかくなって長生きする
このどちらかであるそうだ。
キッズの手首にぶら下げられた袋の中で揺らめく金魚たちの幸運を祈っていると
「パチャッ」
という音と共につま先が濡れた感覚が。
足元をみると、紐が切れた袋と水と4~5匹の金魚が散らばっていた。
傍らには立ち尽くす幼女。
ママらしき人は「えぇっ⁉ちょっ…えー⁉」「うわごめんなさい靴が!ごめんなさい‼」と慌てた様子だった。
そら驚くわよね、靴は問題ないわ。
それより金魚よ。大丈夫大丈夫、ほら袋に水まだ残ってるし?
ちょっと今にも死にそうなのいるけどまだビチビチ動いてるのもいるし?
私が袋の口広げとくんで、ふたりで金魚を入れてあげて下さいな。
…え? …さわれない?
(ファー!無理ンゴーー!助けてクレメンスー!の表情で見つめてくるマッマ)
オーケーオーケー、なら私が入れますよ~っと(手掴み)
こうしてすべての金魚を救出し、ママからはものすごく謝られ、除菌ウェットティッシュを袋ごと渡された。
幼女は最後まで放心状態だった。
大丈夫ですよ~気になさらないで~!
そう言いながら立ち去ったあとふと思った、
金魚手掴みって人生で初めてしたわ。
ほんとは素手で触るのはよくないらしい。あの金魚たち生きてるかな。